アグストリア王国暦九年
運命を裂いた、一振りの闇色の刃




闇 姫



俺は、君を知っている

あどけない笑顔も
妖艶な微笑みも
うつろな、闇の舞姫の顔も


君を構成するすべてのものを
愛しているよ――



マンスター王家知られざる秘話
戦後アグストリアを舞台としたデルムッドとレイリアの連作




 私の姫君(04/11/22)
 マンスターとトラキアの戦いで記憶を失った少年
 彼の名はジャバロー


 午後の一幕(04/11/21)
 デルムッドとレイリアの、あるまどろみの夜

 (05/08/10)
 王国暦九年の夏昼
 建国祭への旅芸人の来訪



アグストリア王国暦九年の夏夜――――――――