あの方に恋してはいけないあの方を愛してはいけない騎士の誉れが頑なに感情を拒み重ねた年月がそれに頷くなに若い娘の気まぐれだ大半を騎士として生き己の理想が容易く情愛を落ち着かせる姫君はただ、黙って私の瞳を睨みつけた「あなたが私を想っている事を、私は知っているのです」王者の瞳で、残酷に彼女は事実を告げたのだ
ゼトとエイリーク。私的ゼトはこんな感じで。ゼトは理想としている騎士像があって、それは例えばフォルデとフランツの父親で。ずっとそういう騎士になると思ってきて。これまでずっと逸れることなく生きてきて。エイリークからの想いと、エイリークへの想いは、彼の人生で最大の誤算。支援Aの言葉は、最大の失敗。ゼトは大人なので、感情を理性で封じることが可能で。それを許さなかったのはエイリークなんじゃないかと。ヴァルター風にいうと、「クク。怒る姿も美しいな?」って感じで。ルネス双子は青い炎のように怒っている時が一番魅力的だと思う次第。